小賢しいことを・・・。

確かにノンフィクションと謳いつつも幾らかの脚色はするものじゃ

それに、中には実在の事件や歴史を題材にしただけでノンフィクションと題するものまである始末じゃからのう。

まあ・・・童の異国の旅先での振る舞いまで妾が逐次口出しする訳にもいかぬ。今回だけは大目にみよう。

とにかく、このような本を妾の八重堂から出版する訳にもいかぬ。

官能部門も作ればよいじゃと?FALZANという部門名にする?

横文字にすれば誤魔化せるものかのう…。確かに需要のある娯楽小説を肌に合わぬと一蹴するのも妾の道理に合わぬ。

ではこの件は持ち帰って検討することとする。


──後日
自作小説璃月編2