おお、よく来てくれたのう童・・・いや、ここは 旅人先生 と呼ぶべきかのう?

ふふっ、先生と呼ばれることが不思議なようじゃな?


汝が以前出した小説が影ながら売れており読者たちから支持を受けておるのじゃ。

そこでじゃ、旅人には先生として読者の期待に応える責任が発生したというわけじゃな♪



…ふふ、話しが早いではないか。その通り、童には新刊を執筆してもらいたい。


もちろん、取材が必要と言うのであれば旅費は八重堂から経費として出るゆえそこは心配無用じゃ。

妾もこれについては確かに理に叶っておると納得しておる。

なにせ、汝は冒険が得意であり遠出もお手のもの。そこで妾が後ろ盾となり資金を援助すればただの執筆家を国外へ向かわせるよりずっと安全で帰りも早い♪

童もモラに困ることはなくなり一石二鳥というわけじゃ。いや、童の書く本が売れれば八重堂も儲かり一石三鳥じゃな。


神子が喜ぶなら。
自作小説を執筆する