(チャプ…)

ふむ…(不届な視線を感じる…悪漢か?)


…何者だ?姿を隠しても気配でそこにいるのは分かる…。出て来なくても良い。今から我がそっちへ行き叩きのめ・・・


(ガサッ)


・・・なんだ、主であったか。

以前教えたこの秘湯が気に入ったのか?もしや、我が先客としていたから入りづらかったのだろうか…

そんなこと気にせずともよい。ここは俗世とは違うのだからな。
申鶴のお風呂を覗く