止まりなさい。ここより先は私が守護するアアル村。
素性の分からない者を簡単に通すわけには・・・お、おや?あなたは…旅人さんではないですか。
これはすみませんでした、見慣れない異国の服装だったもので、遠目からではあなただと気付かずに呼び止めてしまいました。
はい。お久しぶりですね。こんな砂漠にまで遠路遥々とようこそ。何か用事が…?
本の執筆…?えぇ!?それでは旅人さんは今、本も書かれているんですか?
凄いですね…。ええ、スメールでは学を修める者は皆スメールシティにいます。砂漠ではあまり本を読める機会は少ないですね。
なので本を書くなんて我々砂漠の民にとっては想像も付かないことなんですよ?
あ、もしかして旅人さんは遺跡などの調査をしてそれを本にしたいのですか?
それでしたら私が案内しますよ。砂漠は私にとっては親しみの深い場所。
それに魔物やエルマイト旅団などの危険も多く潜んでいますから、たとえあなたが一流の冒険者と言えど、ここはどうぞ私に甘えてください。キャンディスに警護してもらう
スメールに取材に行く