そうですか…。

元気にしていましたか…?

私の方は・・・はい、元気でした。


(スッ…///)



《無意識にキャンディスの左手が下腹部を護る》


今も、こうして闇夜に乗じて村に侵入しようとする盗賊や魔獣を退けていたところでしたから…

(私ったら…/// 駄目よ…下手な行動をしては駄目…。万が一にも彼の視線を惹いてしまってはいけないわ。

けど…無防備を晒すのも怖いわ…。

もしまた…旅人さんに興味を持たれたら…///)



《自然な会話のやり取りの中でも葛藤がせめぎ合う。

視線さえ遮ってしまえばと言う考えもあれば、下手に手を動かすことで下腹部への視線を誘導してしまうかも知れない。

キャンディスをしても大切であり護るべき場所。

───子宮。

もし・・・もしも・・・

彼がまたキャンディスの子宮に興味を抱いたら・・・

その時はどんな耐え難い未来が待ち受けているのかなど想像出来ない。

だからこその慎重な駆け引きだった…。》



(ここからじゃ暗くて旅人さんの視線の先は見えない…。だけどお願い───お願いだから見逃して…)


キャンディスに歩み寄る
アアル村に寄る3