うーん…○○さんだったら何でも喜んでくれそうな気はしますけど…
……子どもの頃は、何を渡してたんですか?
藤堂「ガキの頃? ……ガキの頃、は、○○ちゃんが俺の誕プレにくれた金平糖を一緒に食べるってのが、……お返し、だった」
へえ 素敵ですね
じゃあそれでいいんじゃないですか?
藤堂「……は?」
いいじゃないですか、金平糖
ちょうどホワイトデーのお返しらしいお菓子だし、それ渡して子どもの頃みたいに○○さんと二人で食べたらどうです?
藤堂「……、で、でも…ガキの頃はそれで良かったかもしれないけど、今はもう…そういうのじゃなくて、なんつーかこう、もっと高い菓子とかモノでお返ししたほうがいいだろ。昔と違って金もあるんだし、今そんなの渡したらコイツちゃんとした稼ぎあるくせに私にお金使ってくれないの?って思われそう…」
思わないスよ、○○さんがそんな性格悪ィこと!逆に失礼スよそんな風に考えたら。絶対○○さんはそんな人じゃないです
それは南さんがいちばんよく分かってるでしょ?
藤堂「……」

……じゃあ、金平糖……と、念のため現金で5万くらい用意しとこかな…
秋田「何が″念のため″なんですか…」
能見「その5万○○さんが要らないって言ったらおれが代わりに貰ってあげますね」
秋田「いや″代わりに″の意味も分かんないし……て、能見さんどこ行ってたんですか?なんか静かだと思ったら…」
能見「そこのコンビニ(事務所の目の前)まで眠気覚ましのエナドリとタバコ買いに行ってました」
あ、そーいや俺のタバコも切れてたわ
能見ー、もう1回行ってきて
能見「えー、今行ってきたばかりでメンドいです。あ、5万と引き換えなら行きますよ」
ざけんなテメェ
秋田「あーハイハイ分かったオレが行きますよ!」