…うん…

【僅かに瞳に涙を浮かべながら、こくりと頷く。
 再び彼が耳に触れてくる。手の震えは収まっていた。耳たぶにピアッサーを当て、軽く力を込めた。】

(…がちゃん)

【耳たぶに、衝撃が走った】

大丈夫。落ち着いて。…ちゃんと穴が開けられたら、ふたりで何か美味しいものでも食べに行こう?ほら、この間近所に出来た喫茶店のパフェ。ふたりで半分こして食べよ。ね?