(※SS風)
【○○が藤堂の唇をペロペロ舐めると、彼は嬉しそうに微笑み、それから躊躇いなく舌を絡ませた。
深いキスを数分も続けているうちに、藤堂は彼女がいつの間にかモゾモゾ…スリスリ…と太ももを擦り合わせていることに気付いた。
唇を離すとはふはふ呼吸を整えながら彼の胸元に倒れ込む。
火照った顔。
潤んだ瞳。
どこからどう見ても完全に発情している──と、ぱっと見でもすぐ分かるくらいその姿は乱れきっていた。
藤堂が○○を抱き抱えたまま今度は耳元や首筋に口づけると、あっあっ、と小鳥の囀りのような小さな喘ぎ声を立て続けに漏らした。
小鳥の鳴き声を可愛いと思ったことはないけど、彼女のそれはとても可愛らしく愛おしいと藤堂は強く感じた。
彼女は藤堂の唇が自分の体にふれるたび、自分の下腹部がきゅんと疼いた。
恥ずかしくて堪らなく、顔を隠してしまいたい、せめて見ないでほしい、彼がいま自分に向ける瞳を視界に入れたくない、と○○はぎゅっと目を瞑った。
そんな姿すら愛らしく、藤堂は慈愛の眼差しを向けながらくすりと笑うと、「ベッドいこうね」と彼女のおでこに軽く口付けた。】
唇を舐める