○○ちゃん!お待たせ♡
【やっと彼が現れた。こっちに向かって片手を上げ、にこにこしながら腰を抱いてくる。まるで2人組が見えていないのか…?と疑いたくなるほど綺麗に無視している。
「お、おい!」と片方が声をかけると、気だるげに振り返った】

あれ?まだいたの?
「はぁ…?」
うぜェなぁ。俺らこれからデートなんだからさっさと消えろよ
あ、それとも付いてくる?俺と愛しの彼女ちゃんのキスシーンそんなに見たい?しょうがないにゃあ…
【そう言って肩を抱き、チュー〜〜♡♡とキスをぶちかましてきた。いきなりの事でこっちが吃驚していると、ぬるりと舌まで入れてくる】
「な、なんだコイツ…キモ…」
「もういいよ行こうぜ…」
【気味の悪いモノを見るような顔で、逃げるように去って行った。彼らの足音が完全に遠のいた頃、彼がようやく唇を離した。…うっ、周りの人がジロジロ見ている…】
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