…ただいま…

【小声でぽそりと呟き、玄関のドアを閉める。しっかり施錠したあと、ネクタイを外しながらリビングへ向かう。くん…、とYシャツの匂いを嗅ぐ】

…チッ、まだこびりついてやがる

【血の匂いが中々取れなく、顔を顰める。
「○○ちゃんもう寝てるよな…」と思いながら静かなリビングに入ると、寝室へ向かう前に立ち止まった。じっとテーブルの上を見つめる】



【テーブルの上にはラップにかかった料理と、1枚の紙が置かれていた。手に取って見てみる】

″南くん、お疲れさまです。食べるか分からないけどご飯を作っておいたので、もしお腹が空いてたら食べてください(๑ᴖ◡ᴖ๑)″







【きゅ、とメモを持つ手に力が入った】

その日の深夜→もらったお金で買った食材を料理して