【ハラハラしながら跡をつけていると、南くんはいつも行くスーパーに入って行った】





えーっと、にんじんにんじん…
あった!

…けど、うーん…どれがいいのかなぁ

いっぱいあってまよっちゃう…

女性客「あら!ぼく、おつかい?」

そうです

女性客「あら〜、ひとりでスゴいわねぇ!にんじんが欲しいの?」

(こくり)
○○ちゃ…、お母さんが今日のばんごはん、カレーにするからって
でもたくさんあるから、どれがいいのかわからなくって

女性客「そうなのね、じゃあ…これとか良いんじゃないかしら?ツヤがあってずっしり重いからきっと美味しいわよぉ」

ありがとぉございます

女性客「うふふ、ちゃんとお野菜食べれて偉いわねぇ。持たされたお金は無くさないように、使わないときはちゃんとしまっておくのよ?」

はい

(知らないおばさんと話してる……あ、次は牛乳のとこに行くのかな?)
【小】(鼻歌うたってる…ああっ、ちゃんと前をよく見て!いま自転車にぶつかりそうだった!)