…○○さん

【「○○さん、起きれます?」とペチペチ軽く頬を叩かれる。
 んあ?と思いながら重たい瞼を開けると、彼が顔を覗き込んでいた。】

お風呂、沸きましたよ

【「さいでっか…」と心の中でだけ返事をして再び目を閉じると、彼が「やれやれ」と薄く笑った】

しょうがないなぁ ほんと手がかかるんだから、おれの彼女は

【「よいしょっと」…と、あなたの体を抱き上げる。普段2回で終わらせる誰かさんが3回もしたからだよ、と言い返したかったが、そんな元気すら今のあなたには無かった。もう眠くて仕方ないのだ。あと腰が痛い。】

…ね、○○さん

さっきのキスの話だけど

【まだ何かあるのか、と思いながら薄く瞼を開けると、こっちを見下ろしていた真っ黒な瞳と目が合った】

もう、二度とおれ以外としないでくださいね
男でも女でも関係なく、他人はダメですよ

キスもハグもセックスも、全部おれだけ

わかった?

【うん、と頷くあなたを見てくすりと笑った】





約束破ったら殺しますから

あんたも浮気相手も

【その冷たい声に恐怖を感じ、ぶるぶる震えながら彼にしがみつくと能見は微笑みを浮かべたままあなたに頬擦りした】

ふふ、体冷えちゃいましたかね

…お風呂で温まりながら、またいっぱいチューしましょうね
♭♡→…ッ゛んあ゛!!1→♭♡っ…(またその話…)ご、ごめんなさ、あッ…!でもめっくん、あの時そんなにショック受けてたように見えなかっ…ンあ゛!