○○ちゃ…っ、う、ぐ……

(くちゅっ …じゅぷ、)

はぁっ! は…、…っ

【声を殺しながら忙しなく陰茎を扱く。流星は姉の部屋からこっそり持ち出した靴下の片方を鼻先に押し当て、匂いを嗅ぎながらもう片方の靴下を陰茎に巻き付けるようにして、ぐちぐちと抜き上げていく。
 姉の体臭と自分が着ている服にも使われている柔軟剤と同じ香りが混ざった匂いが鼻腔を満たし、くらくらするほど興奮してしまい、肉竿がますますギチギチと固く張り詰めていく。

 ○○ちゃん。○○ちゃん。
 口元に押し当てた靴下の中でそう小さく呟く。大好きな姉。世界一愛している姉。その名前をひとこと発するたびに陰嚢に精液が溜まってぐつぐつと煮えたぎっていくような感覚がし、頭の中が快感一色になる。

 ……さっきした○○ちゃんとのキス、気持ちよかったなぁ。
 流星はあの柔らかな唇の感触を思い出しながら陰茎を激しく擦り立てる。
 ぷるぷるで、少し震えてた。…かわいい。

 かわいい。かわいい。○○ちゃん。

 ……可愛い。】

…っ、ぐうゥッ!

【内腿がぶるりと震え、背中にぞくりと鋭い快感が走る。絶頂がすぐそこまで迫っている。
 流星はラストスパートをかけようと、最後に激しく陰茎を責め立てた。靴下にずりずり、ずりずり、と強く先端を押し付け、溢れ出るカウパーを染み込ませるように腰を振りながら手で竿を扱き上げた。
 玉が、っぎゅ、っぎゅ、と迫り上がり、精液がぐんぐん上ってくる。腰が自然と動き、止まらなくなる。流星は最後の最後にキスされているときの頬が赤く染まった姉の顔を思い出しながら靴下を鼻に押し当て、すうっ、と一度深く息を吸い、竿に巻き付けた靴下ごと陰茎を激しく扱き立て、射精した】

(…っびゅる どぷっ…どぷ、)

……ッ゛! ふ……っ、…う…

【射精するギリギリでティッシュを下に敷いたおかげで、靴下もベッドシーツも汚さずに済んだ。
 すべて出し終え、くったりとベッドの上に寝転びながら流星は目を閉じ、未だにすんすんとしつこく姉の靴下の匂いを嗅いでいる。そうしていると本当にすぐ隣に姉がいるような気がして、幸福感で胸が満たされるのだ】

……○○、ちゃん

【ぽつりと呟きながら、自分の部屋の向かいにある姉の寝室……そこで今、すやすやと無防備に眠っているであろう姉本人の姿を想像する。大好きな姉。世界一愛している姉。
 ……そんな姉の姿を思い浮かべると、先ほど射精したばかりの陰茎がむくむくと再び屹立し始める】

…っ! ○○ちゃんっ すきっ、すきっ!

【今度は声を殺さなかった。もうバレても構わないと思った。自分がどれほど愛しているか。姉に対し、どんな感情を抱えながら普段過ごしているのか、バレたならそれはそれでいい、仕方ないと思った。……もしバレてしまったら?】

「○○ちゃんをオカズにオナニー?うん、してたよ。これが初めてじゃない。何回も、何度だってしてた。今までに数えきれないくらい。精通もね、○○ちゃんとエッチする夢で初めてしたんだよ。12歳頃だったかなぁ。それから何回も○○ちゃんの部屋にこっそり忍び込んで勝手に靴下を持ち出して、おれのおちんちんにゴシゴシ、ずりずりってしつこく押し付けて勃起させてたの。○○ちゃんの匂いや顔を思い出しながら射精するとね、もう本当に頭の中がとろとろになるほど気持ちいいんだぁ。えへへ、おれのちんちんもう○○ちゃんでしかイけなくなっちゃったかも。ねえ、○○ちゃんでしかイけなくなったら責任取ってくれる?責任持って、『おれだけの○○ちゃん』になってくれる?」

【こう言ってやろう。二度目の絶頂の気配を感じながら、口の端を吊り上げた】
♭▽「…っはぁ…っ、あ…」