…あ、ごめん。起こしちゃった?
【すぐ隣で物音がして目を覚ましたら、弟がベッドに入ってきているところだった。
「めーちゃん……どうしたの?」と尋ねると、自分の枕を私の真横に置いて、布団の中に潜ってくる】
いっしょに、眠りたくて
【いいよね?と有無を言わなさないような笑みを貼り付けて、体を密着させてくる。
…何だか、一瞬変な感じもしたけど断るのも可哀想だし、さっきのこともあって私は「ダメ」と言うことが出来なかった。きっと寂しいのだろう、と思い再び瞼を閉じる】
【閉じてすぐ、唇に違和感を覚えた。
反射的に目を開けると、…めーちゃんが、私の唇に自分のを重ねていた。
暗闇の中、うっすら見える彼の姿が何だか今日は怖くて、思わず「ひっ」と小さく声を漏らしてしまう。そんな私に構わず、めーちゃんは唇をはむはむと甘噛みしてきたり、肩を引き寄せてより密着しようとしてくる。そして、とうとう。】
(……ぬる、)
【私の薄く開いた唇の中に……ぬるっとした熱いモノが差し込まれた】
・「
んん、ッ…!?だ、だめ…!!」