そう、そうやって口押さえて……いい子だね
【こめかみ辺りから汗が流れ落ちる。ナカの奥深くで一旦動きを止めた流星が、膣壁や子宮を圧迫される苦痛により喘ぎ声を漏らすあなたの頭を撫でる。】
ハァ、○○ちゃんのナカ、きっつい…
……女の人の膣内ってこんなに狭いんだね
それとも、○○ちゃんだからかな?
【ゆっくりと腰を引き、抜ける直前で止まり、そしてまた奥へ向かって押し進む。そんな動きを何度も繰り返す。】
それにしても、○○ちゃんがまだ処女で良かった
もうあの男に喰われてたらどうしようって、おれずっと悩んでたんだよ?
【ふふ、と笑う弟だが、姉のほうは返事をする余裕もなく(それどころか聞こえてすらいないのかもしれない)子宮口に繰り返し当たる避妊具越しの陰茎の感覚に悶えている。
初めてで快感など当然あるわけなく、感じるのは痛みと内臓を押し潰されるような、吐き気を催す圧迫感だけ。
犯されている。実の、弟に。
頭の中全体が、まるで靄がかかっているかのようだ。今見ている……というより勝手に視界に入っているこの部屋の天井、この景色が現実のものなのか、それとも夢なのか。それすらも分からなくなっていた。
段々、流星の動きが少しずつ速くなり、1回のストロークも速いものに変わってきた。】
なか、きっついけど……きもちいい、っ
ずっとずっと、想像してたんだ
○○ちゃんとこうして……セックスする妄想しながら、自分で抜いてた
【「おれ、○○ちゃんの部屋から靴下持って行ってそれオカズに抜いてたんだよ。気付いてた?気付いてなかったでしょ」と笑って腰を振る。腰の動きは拙いが、彼の陰茎はがちがちに硬くなり、揚々と姉の膣内を蹂躙していた。小ぶりな乳房に手を伸ばし、手のひら全体でしっかりと掴むように触れ、ぐねぐね揉むと、すでに限界まで屹立していると思っていた陰茎が更に膨らみ始めた。】
ハァ、っ、おっぱい、
○○ちゃんの、おっぱいっ……!
【夢中になって腰を振り、あなたの胸の間に顔を埋め、片方の乳房を揉み、もう片方の乳房に愛おしげに頬擦りする。
はっ、はっ、と短く速く息を漏らしながら腰の動きを止めず、乳首にむしゃぶりつくと、ぶるっ……、とあなたの体が大きく震えた。
ぢゅるるっ、じゅぷ、ぢゅぅう、と大きな音を立てて固く勃ち上がりつつある乳首を吸い、押し付けた舌で激しく舐め回す。あなたの瞳から大粒の涙が溢れ、こめかみを伝い、流れ落ちて枕を濡らした。目の前が真っ暗になり、下に下に落ちていくような感覚。自分が全く別の、知らない世界に行ってしまったような、とてつもない喪失感。それに打ちのめされた。
口を押さえていた両手を目に持っていく。
声を押し殺しながら泣いた。
部屋の窓に当たるたくさんの水滴。
いつの間にか、雨が降っていた。】
【ゆがて、律動の間隔が極端に短くなった頃、流星があなたをぎゅっと掻き抱く。首筋に顔を埋め、甘えるような声で「○○ちゃん、」と漏らした。
最後に強く突き、根元まで挿入したままピタッと静止する。絶頂を迎えた。
愛する姉の滑らかな肌に顔を押し付け、体臭を嗅ぎながらゴムの中に射精する。初めて体験するとてつもない快感に頭がくらくらした。精を放つたびに腰が震え、今まで生きてきていちばん、……一番、幸せな気持ちになれた瞬間だった。
流星はあなたを抱いてうつ伏せで倒れるようにベッドに寝転んだまま、しばらくの間その体勢で絶頂の余韻に浸っていた。】
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