【夜、どこかの山奥にて】※注意
男A「だァから知らねっつってんだろテメェらんとこのヤクなんて!!」
男B「さっさと解けやゴルァアアアア!!」

南さーん、さっきからこの2人ずっとこんな感じで……どうします?もしかしてホントに何も知らないんじゃ…
藤堂「……」
? 南さん?
能見「秋田さんダメっすよ。先輩、朝からずっとあんな調子ですから」
へ? …何かあったんですか?
能見「お子さんの名前を考えてるんですって」
あぁ………… えっ、ずっとですか!?
能見「ずっとです。よいしょ、っと(立ち上がり)秋田さんガムテープ」
え?
能見「塞いで。こんな山奥でも万が一って可能性あるんで」
あ、あぁ…
男A「ッム゛ーーー゛!!」
【ガムテープで口を塞がれた相棒を隣で見ていた男Bが「オイ!!ざけてんじゃねえぞテメェコラ!!」と威勢良く吠える。能見は車から下ろした工具箱を開け、ガチャガチャと中を漁りながらハァとため息をついた。】

もー、長引くとおれらの帰りも遅くなるんだからホント勘弁してくださいよ。残業したくないんですよ、おれ
【発見したトンカチを両手で持つ。そして思い切り振りかぶると…。】
(…ぶヂゅッ!)
男A「ォご゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!」
男B「ッッッ……!!?」
秋田「うわっ……ヤな音聞こえた……」
【両手両足を拘束されたままその場でのたうち回る男A。男Bはたった今起こったことに頭がついて行かないようで、これでもかとばかりに目を見開き、顔面蒼白になり、自分の隣で絶叫している相方から目を離せないでいるが、次第にガタガタと震え始めた。】
これで喋ってくれる気になったかな
そっちの人、知ってること全部教えてくれますか?
この人みたいになりたくないでしょ〜
男B「おおっ゛、おれはっ、しらっ、な゛にもしらないんですよっっ゛!!!」
知らないってこたァないでしょ。あんたらニコイチだったって聞いてますよ?
男B「ほほほほんとに知らないんですっ゛!!!俺はううう運搬を少してて手伝ってただけで……しっ、仕切ってたのも売り捌いてたのもぜぜぜんぶコココイツでっ……!!!」
ふーん。ただの運び屋さんだったって訳だ?
ならドンマイ。運び屋だけど運は悪かったですね
(カチャ、と銃の引き金に指をかけ)
男B「えっ?いや、ちょ
(パンッ!)秋田「……」
【失禁し、痛みで意識を失いかけてる男Aのガムテープをべりっと剥がし、頬を少し強めに叩く能見】
おーい、大丈夫ですか?…ってタマ潰されて大丈夫な訳がないですよね、すんません
男A「……、ねが…ぃ、」
は?
男A「ぉ゛ねがいしばず……ぜんぶ……ぜんぶはなずんで、だすけれぐだざぃ……」
マジっすか わーい
あ、ウソついたら針千本飲ませる前にもう片方のタマもプチッとやっちゃうんでそれがイヤだったら正直に話してくださいね?
男A「ッッッ゛……!!!」
秋田(ホントこういう仕事うまいなこの人…)
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