【逆らう気も別になかったので、大人しく彼の前のほうに回った。が、電気をつけた浴室の中で裸で付き合うのは流石にまだちょっと恥ずかしくて、顔を斜め下に向けてしまう】

…そんなとこ見てても洗えないっしょ
【苦笑した彼の声を聞いて「確かに…」と思いながら今度はちゃんと彼に向き合い、意を決して首から下へ順番に洗っていく】

…
【見ずとも分かる。体を洗いながら、彼の視線をこれでもかと感じる。何も言わず、無言で。
勝手にひとりで気まずくなり始めた頃、お腹まで洗い終え、手がその下に行こうとしていた】
・「
あ…っと…、ここは…」