いっ……や、やめるんだ〇〇っ!
冗談にもほどがある!

っ!

(両肩を掴まれたと思えば、あっという間に環くんと私の形勢は逆転していた。
天井を背にした彼の顔が、こちらを見下ろしている)


……いけないよ、油断しちゃ。


俺の体勢を崩した時点で気を抜いていたね、〇〇。
油断大敵。 君に必要な言葉だ。

(環くんは私の顔にかかる髪をはらい表情を確認すると、眉根を寄せ、顔を逸らした)

……ごめん。 君の服を汚してしまった。

もうこんな遊びは辞めること。 いいね?

(彼は私の背中に手をまわし、ゆっくりと起き上がらせた)