……〜〜っ

〇〇……あ、あた、あたってる……からっ……!

(あたってるって?
わからないふりをしてさらに胸を押付けると、
環くんは口をパクパクとさせ声にならない悲鳴を上げた)

お、お願いだから、離れてくれ……!

もう、痛みを与えてもごまかせない……っ


(え、痛み?
下ろされている環くんの手元に目をやると、
彼は自身の太腿をつねっていた。
手に強く力が入っているようで、血管が太く浮いている)

(痛い思いをさせてごめんなさい……。
私は後ずさって距離をとり、めちゃくちゃ謝った)