あ……その……、

い、痛くないか。頭とか、体とか、…いや…痛くない訳ないよな。アレだけやられて…

【顔を顰め、ベッドサイドにあった小さな椅子に座る。体を起こすと腕や背中など色々な場所が痛み、小さく呻くと彼が慌てて「起きるな!」と言った】

無理に起きなくていいよ…今日は一日中寝てて…

【暗い顔でそう言う。
 今気付いたが、どうやらもう朝になっていたらしい。カーテンの隙間からは柔らかな日差しが入ってきてるし、外からはスズメの鳴き声まで聞こえる。
 あれから何時間も経ってたのか…と思いながら、あなたは尋ねる】





…は?俺?
ああうん…寝てない、けど…いいんだよ、俺なんか眠れなくたって

【目の下に隈を作りながらそう言う彼の顔はげっそりしていた。きゅ、とかけ布団を掴んであなたが謝る】

・「きのう…本当にごめんなさい…
11かなたくん…?→11……、ん……→11……ごめんね……よけいなことして、ごめんね……1