……ねる

【そう言ってふらふらと立ち上がった。あなたの手を握ったまま。「彼方くん?」とあなたが声をかける】

おまえも、ねるの

【ちょっと舌足らずに喋り、あなたのほうも見ず、寝室へ向かっていく。
 部屋に入り、飛び込むようにベッドに入る。あなたも巻き込まれる形で、一緒に寝転ぶ。
 あなたの背に腕を回し、…すぐに寝息を立て始めた。やはり大分酒が回っていたらしい。ほぼ真正面に彼の顔があるせいでアルコールの匂いがする。

 しょうがないので、あなたも目を閉じた。リビングは電気がついたままだしテーブルも片付けてないけど、まぁいいや…と】

はいはい、どうしたの1→どうしたの?→酔わせる