はい、残念。おあずけ

【……またもや、絶頂する寸前で指を抜かれてしまった。
 あなたの目からぶわりと涙が溢れる。歯を噛み締め、「ぅうう゛…、」と切なげな声を上げて泣き始めてしまう。彼はその様子を見下ろして嗤った】

欲しかったら…どうするんだっけ?覚えてる?

【優しい声でそう問いかけるが、あなたは羞恥で頬を染めながら顔を背け、口を固く閉じた】





…ふうん

じゃ、もう一回なぁ

【ぬぷ、っ…とまた指が入ってくる。声にならない声を上げ、そうやって何度か同じことを繰り返し…】

い、いらない…!(掴まれた手を振り解こうとする)0