うん、そうだな。分かればいいんだ、分かれば

最後にもう一度、ちゃんと俺に謝ろっか?

【腫れ上がった頬をぺしぺし軽く叩かれ「ごめんなさい…」と弱々しく謝ると、彼はにっこりと笑みを作った。
 満足そうに私を抱き上げ、キスをしてくる。ぢゅる、と舌を吸って口内を蹂躙した後、そのまま私の鼻血を舐めてくる。不快感に眉を寄せ、目を閉じる。
 舐め終えてから彼は保冷剤に小さなタオルを巻いて持ってきた】





しばらく冷やしときな

【そう言って頬を冷やす私を抱え上げ、リビングのソファの上に下ろした。最後に私の頭を撫で、おでこに一度キスをした後、パソコンの前の椅子に座り、何事もなかったかのように仕事をし始めた。

 ……もう二度と、彼を嫉妬させるような言動はしないでおこう】
……っ、もう、二度とあんなこと、しません…