名無し、勘違いしてるぞ。
ペットは奴隷じゃないし、家族みたいな大事な存在で⋯人生のパートナーなんだ。
だから一緒に住んで遊んだり、イチャイチャしたり、そこらの恋人よりもずっとずっと深い中になって⋯──

⋯⋯。やっぱりそこまで名無しは私のこと求めてないよな。
私のペットになんかなりたい訳ないのにごめんな。

[ナオはあなたから離れ、少し寂しそうにぬいぐるみを手にとってぎゅうっと抱き締めた]

いいんだ。名無しは私より好きな人と普通の恋愛すれば。
私じゃそんなのできないし。

今のはなしだ。聞かなかったことにしてくれ。
名無しとはずっと友達だ。これからもずっと。

あっ...違う…違うんだナオ……ペットで…いや、ペットがいいから見捨てないで…もうナオ無しじゃダメなんだ…(すがるような目で懇願している)