「ふん。
つまり、これでアンタはもう用済み」


「私達とはもう赤の他人よ
そのお金でどこへなりとも行けばいいわ」



…やはり、受け取れない

自分に何か至らぬところがあったのだろうか
何か気を悪くさせることをしてしまったのならば
どうか教えてほしい。そう彼女に語り掛けるが





「うるさいわね
役立たずの邪魔者だからいなくなってほしいだけ。
それ以上も以下もないわ」


彼女はそれだけを答えると
その場を立ち去ってしまった



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