御意にて!
(崖を蹴り共に落ちてきたカリオストロの手が此方を捉え横抱きにされる)
(落下する感覚はいつまでも慣れず無意識に きゅっと目を閉じればパチンと指を弾いた音が耳に届く)
(何をするのか、とうっすらと瞼を上げれば宝具展開の時に出現する大きな両手が拳を握り地面を穿つ)
(轟音をたて地面が抉れた勢いで衝撃波のような風に包まれ、カリオストロはそれを利用したのかふわりと地に着地をした)
……ふう、なんとか無事に着地が出来ました
私はただの詐欺師故、他の皆様のようにスマートに出来ず申し訳ありません
(にこやかに笑いながら降ろされ、土埃を払うように髪やスカートの裾を払ってくれた)
着地任せた!