女王陛下、紅茶を淹れたので良ければ
(ありがとう)
お砂糖は…

◯◯は紅茶に砂糖は入れん

……そうでしたか、それは失礼しました
前回は入れてましたので

お前がわざとらしく甲斐甲斐しさを見せ用意したから申し訳無さで入れたんだろうよ…
(………えっと、き、気分で入れるときもあるよ!)
今のは気を使わせた言葉だ、勘違いするなよカリオストロ伯爵殿

ええ、我が女王陛下は気配りが素晴らしいですからね…心得てますとも
それより女王陛下は珈琲が苦手なのはご存知で?モンテ・クリスト伯爵殿
(え!?あ、それは……)

…………それはインスタントの話だろう
(エドモンが淹れるのはいい匂いだし飲めるよ!)
ン、それに◯◯が飲めるようにしっかり甘味の量は把握している

ほう?しかし飲める"だけ"で好んではないのでは?

なに……?
(今にも抜剣しそうな雰囲気になってしまった…!)