アル「それにしてもルルー、ゾロリさんやテイル達も何やらすごい力を持っているね。」
ルル「確かに、ヨグ・スォートスの手下と戦ってる時点で私に匹敵するほどの強さかも……。」
そういえば、エコロとの戦いの時に、あたし達にすごい力が宿ったような……。
ネリ「魔法の森を封印しちゃった際に現れたフラワーモンスターとの戦いの時と同じ力を感じたわ。」
サタ「それは、お前たち8人が『星の戦士』だからだ。」
ミャ「星の……」
ディ「……戦士?」
サタ「それとテイルのペンダント、ミャン王女の冠、ディナのゴーグルについて話そう。
このゴーグルは、星の戦士の装備の一つでディナ一族に所有されねばならない。
ゴーグルは『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』の一件でゾロリが島を去ってから二日後、ゴーグルをかけた者の目、耳、脳に直接映像を流した。
それによれば、ゴリラの兄弟、及び彼らの母の先祖は星の戦士であるディナの先祖の直属の部下で、ゴーグルが次元邪神ヨグ・スォートスの尖兵、次元魔王ヨグスに奪われたさい、星の戦士ではない身でありながら自らの生命を犠牲にゴーグルを奪い返しその使命を果たした。その後ディナの先祖は部下の敵を討つべく同じ星の戦士であるテイルの先祖、ミャンの先祖、ネリーの先祖、○○の先祖、ゾロリの先祖、イシシとノシシの先祖と共にヨグスを討ち滅ぼした。
彼がゴーグルを盗ったのは、それを伝えるための運命。決して悪どいことではない。
テイルのペンダントもミャンの冠も星の戦士の装備だ。
我々の世界にも星の戦士が6人いる。アルル、ルルー、ドラコ、セリリ、ウィッチ、チコだ。
しかし奴らはそれを恐れたのか、戦士の内ミャン王女をゲームの中に閉じ込めてしまった。」
コノ「ところでサタン、前々から気になったのですが、ヨグ・スォートスが無尽蔵に生み出しあらゆる次元に現れるヨグスはどれほどの強さなのです?」
ミミ「気になるのです。」
サタ「奴らは尋常じゃないほどの強さだ。数万年前、たった一体のヨグスに存在する全ての世界の1/4を瞬く間に支配されてしまったらしい。
しかも、数億人にも及ぶ星の戦士が存在する全ての世界各地から現れても無尽蔵に魔獣を繰り出し、わずか一、二桁になるまで倒してしまったらしい。
そして、有り余るほどの生み出した魔獣を侵略に使い、金も奪うため、『社会を支配し利益や目的のため、卑怯な事を行う悪党』に売るために聖なる次元邪神(ホーリーヨグ・スォートス)社を設立した。」
イシ「ゾロリせんせ……。」
ノシ「どうするだ?」
ゾロ「ヨグ・スォートスの奴、思ってた以上にヤバい奴だな……。
もし、奴が動いたらもう存在する全ての世界のどこへ行っても逃げも隠れも出来ない。倒すしかない。
願わくばオレ様達が生きている間は、まだ動かないでくれ……。」
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