(それから、月日は流れ
ゲイルが吹雪の中、傷だらけで帰ってきた。)
父さん!
ゲイ「俺にはまだ、やり残したことがある。テイル、このペンダントで俺の代わりに……。」
(ゲイルはテイルにペンダントを託した。
ゲイルは家族に看取られながら冒険の話をしていた。)
ゲイ「あの飛行機の冒険家に一度でいいから会ってみたかった………ぐふっ!」
(それから後日テイルは帽子を深々と被り冒険に出ようとしていた)
違うわ!父さんなんか好きじゃない!あの人は、父さんなんて名ばかり、遊んでもらった記憶なんてほとんどなかったの。おばさんは父さんの事、家族思いのいい人だって言ってたけど、そうは思えないわ。だからあたしを置き去りにしてまで探していたものを何だったのか、確かめたいのよ。
…………○○も一緒に行くの!?ダメ!!これはあたしの問題だから○○には関係ないの!!さようなら!今までありがとう!
(そう言うとテイルは走り去った。テイルは無我夢中で走り続けたが疲れはてて膝を付いた。)
………ごめんね、○○。
本当は、一人じゃ不安だから、○○と一緒に行きたかった。でも、これはあたしの問題。だから、いつまでも○○に頼る訳にはいかなかったの。
(テイルはペンダントから宝の地図を取り出すと、その場で泣き崩れた。
しかし、その様子は一人の海賊が見ていた。)
「おっ、あれは宝の地図だな。よーし、タイガー様に報告だ。」
(『なぞのお宝大さくせん』に続く)

後日談
テイルとの出会い3