(広大な草原の一軒家。そこに暮らす幼い少女がいた。彼女はテイル、母を亡くし、冒険家で考古学者である父ゲイルも冒険の旅を続けているためおばの家に預けられていた。おば達も仕事があってテイルは孤独な事が多かった。)
おば「すまないね。今日も遅くなるんだ。だからまた、一人で留守番よろしくね。」
うん!心配しないであたしの事なら大丈夫よ。
おば「……………………………………………本当にごめんね……」
(おばは出掛けながら呟いた。)
おば「今日も一人っきりにしちゃったし、テイルちゃんが不憫でならないね。
…………そう言えば、私の古い友達に男の子がいたね。年は丁度テイルちゃんと同じぐらいだったかしら?」

(後日おばは、旧友である○○の両親を招き、事情を話した。)
○○の父「そうか、ゲイルも世界中を旅してるんだな。実は、妹の夫も、飛行機で世界中を旅してるんだ。妹の息子、甥もいつか立派な冒険家になるだろう。」
おば「妹さんと甥っ子は元気?」
○○の父「ああ、妹も甥も元気だ。」
○○の母「テイルちゃんも大変でさー、テイルちゃんのおばさんも仕事があってテイルちゃんはいつも一人で留守番してなきゃいけないんだし、ちゃんと優しくてあげるんだよー。」
テイルとの出会い