?『………』

紅葉に彩られた山々
その一つ、木の天辺に少女が一人…

少女『…今日も異常ありませんねぇ』

辺りの景色を見渡しながらそう呟いた彼女
だが顔は何か退屈そうな感じである

少女『まぁ…そうそうありませんよねぇ
異変とかない限り平和そのものです、し…?』

急に言葉に詰まった少女
その見つめている一点の先には
幻想という名の理想郷