お引っ越し、か。


なんでもっと早く言ってくれなかったの?


どこに、...結構、遠いね。


私の職場からは...


ううん、なんでも。




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(引っ越し当日)


(わたるも手伝ってくれるとのことで、前日に泊まっていってもらった)


よいしょ、っと。これで最後かな。


...もう、この部屋とはお別れか~。



ちょっと寂しいな。



でも、仕方ないよね。





(新居での荷ほどきも手伝ってくれた。)


(ほっとひといきしていると、インターフォンがなった。)



(モニターを確認。怪しい男がいる...。)




怪しい男 「はじめまして!!私、理想教 教祖のものです!!よければお話し聞いてくれませんか?」



(どうしようか迷っていると、横からひょい、とわたるもモニターを確認、顔をしかめた)



わたる 出ない方がいいよ。女性1人の家だってバレたら危ない。あ、そうだ、私が変わりに出ようか。


...ん?よくみたら、会ったことあるかも、この人。

どこだったかなぁ...まぁいいや。




(モニターの通話ボタンを押した。)


わたる どーも。そういうの困るんで、帰ってください。


怪しい男 おおっと、失礼いたしました。てっきり、女性お一人だと思っていたのですが、男性もご一緒だったのですね~。お邪魔して申し訳ありません。では!


(潔く去っていった)






なにあの人、まさか、君が1人で内見行ってる時とかずっとみてたの...?


あり得ない、怖い。


ねぇ、...私もこっち、引っ越していい?


君の隣の部屋、空いてたよね。


職場に通える距離ではあるし。




...はは、実はもう、契約しちゃったんだ。



でもちょうどよかった。



あの男から君を守れる。



何かあったら、すぐ隣に逃げてくればいいし、



...これで、君との時間も増える!



あはは、楽しみだなあ。
引っ越す