いいの?

じゃあ、夜景見ながらアイス食べちゃう?


ここから近い、夜景が綺麗なとこ知ってるんだ。



(コンビニでジュース、お菓子、アイスを買い、わたるに案内されながら少し歩く。ちょっとした山の上にある公園が目的地のようだ。)


山の上っていっても、この上り坂を歩いていけば3分でつくよ。


.....疲れちゃった?



わかった、じゃあ、おんぶしてあげる。ほら。


(大きくたくましい背中をこちらに向け、じっと待っている。)

(申し訳なく思いながらもそれに乗った)


(両足をしっかりと支えられ、ぐんと上に上がる。高い。わたるが見ている世界はこんな感じなのだと実感した。)


軽いね。天使の羽みたい。

怖くない?すぐ着くから大丈夫だよ。

安心して私に掴まっててね。



(すぐ着いた。)

(視界いっぱいに、夜の街の光が広がる)


綺麗でしょ。

君と一緒に来たいなぁってずっと思ってたんだ。

ちなみに、君が1番目だよ。弟にも教えてない、私の特別な場所。


(切り株があり、そこにわたるは腰を下ろす)

(手招きされ、わたるの膝の上に座るように促される。)


ここ、穴場だから座るとこここしかないの。

君に汚れて欲しくないから、私の膝でよかったら、どうぞ。


(自分で言い出した癖に、照れたような表情でこちらをみている。)


(仕方ないので座った。)


はい、君が買ったやつ。

ん、どうぞ。


...おいしい〜。体に染みる。



(二人でアイスを食べながら雑談をした。)



(わたるの体温、声、発声時の振動、柔軟剤のにおい。暗く五感が研ぎ澄まされているせいか、いつもより強く感じる。)


あ、もうなくなっちゃったね。


そろそろ、帰ろうか。



...私、変なことしてないかな?!



ほら、人って、暗い場所だと大胆になっちゃうっていうじゃない?


...よかった。



嫌だったら、言ってね。


あ、またおんぶして欲しい?

仕方ないなぁ。


(わたるの自宅につくまでおんぶしてくれた。)





もうちょっと寄り道する