「もしボクが小説の登場人物だとして、今こうしてお前と会話してるけど、実際は作者が考えて書いただけの文字に過ぎなかったらさ、ボクは哲学的ゾンビってことになるんじゃない?」
「それにお前も、こうしてボクに話しかけてるけど、実際は意識があるのは外側にいる“お前を操って話しかけた存在”であって、もしかしたらお前自身の意識なんて何処にも無いかも。」

「なあ、そう考えると怖くないか?」
生きたふり