(ジーーーー)




常連客A「……なぁ、なに二人で顔見合せてるわけ?」

伊吹「…別に何もねえよ。」

常連客A「いやあるだろ! 絶対に!
じゃなきゃ、あんなにお互いの顔をジッと見つめ合うか!? しかも仕事中に!
…つーか、俺のコーヒーまだ?」

伊吹「あ、忘れてた。」

常連客A「忘れんなよ!」

伊吹「うるせえなぁ、今から淹れてやるから少し待っとけっての。
どうせ暇なんだろ?」

常連客A「俺、これでも客なんだけど…何この扱い。」

(あなたから視線を外し、カチャカチャとコーヒーの準備をし始めた)


(淹れたてのコーヒーを常連客が座るカウンターテーブルに置くと
コーヒーに視線を移して一口飲み、再び伊吹に向き直した)

常連客A「で? なんで二人はそんなに熱い視線を送りあってたわけ?」

伊吹「あ?」

常連客A「いや、茶化したりしないからさ。
なんでだろって疑問に思っただけ。で、なんで?」


伊吹「………」








伊吹「……れ…た…」

常連客A「なんて?」

伊吹「だから!見惚れてたっつってんだろ!

常連客A「…」

常連客A「はぁぁ!? 客のコーヒー忘れて、あまつさえバイト中の恋人に見惚れてた!?
意味わかんないんだけど! ねえ、バイトちゃんもそう思わ…ない…
……あれ、ま、まさか…バイトちゃんも…?」

>「C…す、すみません…私も見惚れてました…

名前:藤堂 千秋
季節が巡って63日目

ピンクのバラをあげる

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