(今日は女性のお客さんが多く、その殆どが伊吹目当てだった為か
名前を呼ばれる度に、伊吹は忙しなく席を行ったり来たりしている)
(あなたを構う余裕がないのか、一度も目を合わせるどころかこちらを向いてくれない)
女性客A「マスター、今日は何のコーヒーがおすすめなの〜?
毎日、マスターのこだわりで豆変えてるんでしょ?
私、こういうの疎いから教えてよ〜!」
女性客B「私も私も! 美味しいコーヒーの淹れ方とか聞きたい!」
女性客C「あのっ! 私も久しぶりにココに来れたので伊吹さんともっとお話したいんですけど!」
(色んな女性客に腕を組まれたり、手を引っ張られたりしている…)
伊吹「いつもありがとうございます、ちょっと待っててくださいね。
デザートをお持ちするので…ほら、お前…じゃなかった、〇〇ちゃんもこっちに来て。」
(女性客の前だからか、普段は絶対にしない"ちゃん”付けであなたをキッチンに呼び出した)
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名前:藤堂 千秋
季節が巡って52日目
ピンクのバラをあげる
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