あら、もしかしてデートに着ていく服?
ふふっ、小春さんに任せなさい!
〇〇ちゃんはとっても可愛らしいから、その可愛らしさに見合うような服を選んであげるわ!
(バサッと、色々なファッション雑誌をテーブル一面に広げた)
…まあ? ここには、約1名、可愛い〇〇ちゃんはもちろんの事
セクシーで、色気ムンムンな服装をしてほしそうなムッツリ男子がいるみたいだけど〜?
(春樹に目線を移すと、小悪魔系ファッション雑誌をパラパラ捲っていた)
春樹「はああ!? ち、ちげーし…!
別に俺はっ、目の前にこれがあって暇だったから中身見ただけでこういうのが好きなわけじゃ…!」
さてと、ちょうど春樹くんが見ていたページは…
…やーだっ! 〇〇ちゃん、見て見てっ!
こーんなにスカート短くて、胸元なんてこーんなに空いてるわよ!
…あら、よく見るとこのモデルさん、〇〇ちゃんに似てるような…
春樹「や、やめろおお!!
俺をムッツリスケベ男子に仕立て上げるな!!
姉貴だって、そんないい歳して小悪魔ファッションなんか見てんなよな!
姉貴の小悪魔な服装なんて誰も見たくねーよ!」
な、なんですってー!?
春樹くんのバカ! 私だって、こ、これでも女なんだからそういうのに興味あってもいいじゃない!
そんな酷いこと言う春樹くんなんか知らない! 今日の晩御飯は春樹くんが苦手なピーマン出すんだから!
春樹「なんでそうなるんだよ!」
(服を選んでもらうどころか、姉弟喧嘩が始まってしまった…)
名前:藤堂 千秋
季節が巡って50日目
ピンクのバラをあげる
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