…(ムッ)


(わかりやすく顔を顰めると、あなたの腕を強引に引っ張って
あなたの胸元に顔を埋めてきた)

(驚きのあまり、突き飛ばそうとするが
圧倒的な力の差で両腕を押さえつけられてしまった)




…だったら…、なんで今日、来たんだよ。
ついでだったとしても、それだけ嫌いな奴にわざわざ会いにくるわけねえだろ…。

…もし、お前が俺を嫌いだとしたら
いつもいつも、美味い美味いって食ってる俺が作ったサンドイッチやオムライスも…
俺が一からブレンドしたコーヒーも、それも全部、嫌いだっつーのかよ。

(相変わらずあなたの胸元に顔を埋めながら、低い声でボソボソ呟くように話している)


(い、伊吹さん…、と名前を呼ぶと、胸元からチラッと上目遣いであなたを見つめてきた)








…あんだよ、こっち見んなバカ。

(少し涙目だったが、すぐにまたグリグリと胸に顔を押し付けてきた)

>「%嘘ですほんとは大好きです!」(2)

名前:藤堂 千秋
季節が巡って50日目

ピンクのバラをあげる

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