冬斗「…あれ、千秋先輩、何か背中についてますよ?」


千秋「…え?」


(ぺリッ)


冬斗「…はい、これ。
なんでしょうか、これ…「私の」って書いて…

…あ、あれ?
この字、〇〇ちゃんの字に似てるような…
……ああ、もしかして、〇〇ちゃんのイタズラでしょうか?」


千秋「なっ、なんだこれ!
…あいつ、なぜか必死に俺の背中に回ろうとしてたのはこれを付けるためだったのか…!
今日1日、周りからの注目を浴びてたのはコレがついてたからか…。
〇〇は説教だな…、間宮、ありがとうな。
お前が居なきゃ、先生に指摘されるまで誰も教えてくれなかったと思う。」

冬斗「あ、い、いえ! そんな、お礼を言われる程じゃ…
でも、〇〇ちゃんって面白いですよね。
こんなイタズラ思いつくなんて。」

千秋「…面白いのか、悪賢いのかよくわかんねえよな〇〇って。
…っていうか、よく〇〇の字ってわかったな?
さすが、幼なじみだ。」


冬斗「…あ、あはは、そうですね。
小さい時によくお絵描き一緒にしたし、ましてや、教室では隣同士なので。
家も隣同士で、宿題も一緒にやってたから。

…これ、捨てておきますね。」

千秋「ああ、頼む。
俺は今から、〇〇を説教しに行ってくる。」

冬斗「い、行ってらっしゃい、お手柔らかに!」


名前:藤堂 千秋
季節が巡って52日目

ピンクのバラをあげる

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