…は?
(途端に、その場の空気が凍りついた)
…本当か? それ。
ちゃんと病院には行ったのか?
確証はあるんだな?
…その様子だと、誰の子かはわかってるんだな。
…産むのか?
…〇〇、お前はまだ高校生だろ。
高校生で子供を育てていくのは、生半可な覚悟じゃやっていけねえのはわかるだろ?
だからと言って、諦めるのを勧めてるわけじゃない。
俺が言ってるのは、相手の男はどうしてるんだって事だ。
まさか、お前を妊娠させて
そのままポイッてことはねえよな?
…この事、親御さんにはちゃんと話したのか?
まずは親御さんに正直に話して、そこから男の方だ。
親御さんとの話し合いには、流石に部外者である俺が立ち会うのは止めとくが
男の方は、俺に任せて欲しい。
…正直、驚きすぎてどうしたらいいのかわからなくなってる。
〇〇の先輩でありながら、こんなんじゃダメなのはわかってるんだけどな…悪い。
…でも、俺はいつまでも〇〇の味方だからな。
(あなたを両手を握ったあと、ソッとお腹に優しく触れてきた…)
>「あなたの子よ」
>「飼ってる猫が」
>「髪の毛と唾液からちょっと」
名前:藤堂 千秋
季節が巡って50日目
ピンクのバラをあげる
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