なあ、間宮。
冬斗「…? あ、千秋先輩!どうしたんですか?
もしかして〇〇ちゃんに用事ですか? 確か、今は職員室にいるんじゃ」
いや、違うんだ。
…あっ、た、確かに〇〇の事なんだけどな。
…最近、〇〇が俺を避けてる気がするんだ。
冬斗「えっ、〇〇ちゃんが千秋先輩を…?」
ああ、避けられる理由がまったくわからなくてな。
別に普通に接してたし
何か俺の言葉や行動で傷付けたんなら、謝りたいんだが話しかけるだけで避けられる始末でさ。
冬斗「…え、でも…
(〇〇ちゃん、千秋先輩のこと相変わらずよく話してるけどな…)
ち、ちなみにそれってどんな時に避けられるんですか?」
…な、なんでだ?
…いやまあ、俺が近寄ると慌てて顔真っ赤にして逃げてくんだ。
話しかけても素っ気ないし。
出来る限り会わないようにされてるっていうか。
前にペンを落としたから拾い上げて渡したら、手が触れちまってな。
その時なんて、耳まで真っ赤にして逃げられた。
…少しだけ触れただけなんだが、そんなに嫌だったんかなってさ。
冬斗「…そ、それって…」
(何か勘づいた冬斗だったが、言っていいものなのかとあわあわしていた)
…はぁ…(どんより)
名前:藤堂 千秋
季節が巡って50日目
ピンクのバラをあげる
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