(今日も後ろから千秋を見守るために、校内を探し回っていると
突然、ガバッと口を塞がれ、誰もいない資料室に引きずり込まれた…!)





〇〇…! しーっ、俺だ俺…!

(慌てて顔を上げると、探していた千秋がいた)



…よかった、お前か。
いや、実は最近、誰かにつけられてる気がするんだ。
振り返ると物陰に隠れちまって、誰かとかまではわかってねえんだけど…

多分、つけてくる時の足音的に女子だな…
歩幅が狭くて、俺が少し大股で歩くと必死に早足でついてくる感じからして。


…別に、気軽に話しかけてくれていいのにな。
毎日毎日、俺を探し当てて距離取って早歩きでついてくるのもしんどいだろうに。
ごめんな、お前を巻き込んじまって。
もしも、その子に何かされたらすぐに言ってくれ。
〇〇と俺はよく一緒にいるだろ? だから、何か危害とか加えられたら…

俺も、早く犯人見つけて注意しねえと。

名前:藤堂 千秋
季節が巡って50日目

ピンクのバラをあげる

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