そう。

それで?私と戦って力試ししたいって?





(ザッ……!)

──いいよ。相手したげる。

言っとくけど、もう寸止めはしないから。


行くよ。◯◯……



(彼女との組み手が始まった)






(パシッ!)

………なっ!

(私の正拳を止めるなんて……!)




やるじゃん……◯◯……!

(面白くなってきちゃった……!)

(でも負けない……アンタを守るのは私なんだ……!)



(守られる側だった俺が強くなったのが嬉しかったのか?)

(それとも単に戦いにワクワクしているのか?)

(純はとてもイキイキとしていた)
強くなった