沙羅さん?倉庫の片づけは終わったんですか…って、これ。
お母さんが持っていた本だ。どうしてここに?

その奥にプレゼント箱?
えっと、紙も置いてある。
『これはあなたへのプレゼントです。
いつも頑張っている姿をいつもあの世から見ています。
by あなたの母より
え?これどういう…あ、続きがある。
これからあなたを抱き締めます。
あなたは日常では平気な顔をしていますが、いつも両親を温もりを感じたかったのでしょう?
いっぱい甘えてくださいね』
な、なんで知って…?きゃ!?
え、えっと、沙羅さん?こういうイタズラはよくないですよ…?
……え、えっと……、どうして何も言わないで…あっ。(なでなで)
(お母さんにやってもらいたかった、なでなで…。
こんな温かみがあるんだ…。いや、こんな感じのあったかさだった気がする…)
お、お母さん!私、私…!


(…いや、今はこの温かさに甘えておこう)
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