朝起きたらとなりで水族館が寝ていた。
私は死ぬほど嬉しかった。何せ夢にまで見た水族館だ。
水族館馬鹿の私にもついに水族館が出来て幸せに暮らしていける。
そして土地を買って水族園をつくって毎日幸せな生活をする。

そんなことを一瞬にして考えた。

でも、水族館は「魚はどこ?魚どこにいるの?」
って言うんだよ。俺のことは見向きもせずに。
そのとき分かったんだ。水族館はお魚さんと幸せになるべきだって。

だから私は一緒に魚を探してあげた。
やっぱり水族館の笑顔は私に向ける笑顔よりお魚さんに向ける笑顔のほうが可愛い。
私は二人?が幸せになってほしいと願いながら立ち去った。

そんな夢を見た。
起きてとなりをみた。
チンアナゴの抱き枕があった。
目から涙がこぼれた
ルイズコピペ