名前:アズール・アーシェングロット

モストロ・ラウンジ10号店

タコちゃん♡

(先輩がちょっと視線を外した隙に目を閉じ様子を窺っていると、空気がわずかに動いて私の隣に腰かける気配がした。頬にそっと手袋に包まれた片手が添えられると、唇に吐息を感じドキドキしてしまう。)


──貴女、起きてますよね。いくら寝つきのいい人間だからって、たった数秒程度目を離しただけで眠りに就くなんて芸当できないはずだ。
でもまあ、どっちでもいいです。フリだろうとフリじゃなかろうと、僕は僕のしたいように行動するだけだ。
ユウさん、           。
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