おはようございます、ユウさん。
昨夜の僕の忠告は聞いていただけなかったようですね。お肌の調子より友人と遊ぶ時間の方が大切なのでしょうが、それで寝坊してそのざまではお笑い種にもなりません。
きっと遅くまで起きていて頭が働いていないのでしょうね。その証拠が、寝癖でぼさぼさの頭と下半身のパジャマと足元のスリッパだ。
よくここまでそれで歩いてこれましたよ。幸か不幸か他の生徒には会わなかったようですが。
……僕が助けるのは今回だけです。次があっても知りませんからね。
(アズール先輩がマジカルペンを振ると、髪の毛が整えられ、パジャマは制服のスカートになりスリッパはローファーになった。)
パジャマとスリッパはオンボロ寮の貴女の自室にあると思います。さ、行きますよ。
寝惚ける