お? ヴァンパイア選ぶの?

「渋かっこいい堕天種族といえば俺! ヴァンパイア!」

「……思えば、あんまり俺ヴァンパイアになった記憶ねーかも……」

「ヴァンパイア鏡さんの方がなってたかもね~」

「……そうかも」

「だよなぁ? なんか新鮮だわ!」

「……あれ? 俺、ヴァンパイア鏡さん見て渋かっこいいって思ってたっけ? 思ってなかったよーな……。う~ん……??」

「ま、んなこた今はどうでもいいか」

「今日は来てくれてありがとな、あなた、愛!」
(グロスをもらった)

「ほい、これおみやげ! 家帰ったら使ってみな」

「ありがとうございます!」

「ま~、堕天の乙女の調合はできないし、ショップも軒並み閉店したし……、今からだと種族取得も難しいとは思うけどさ」

「俺たちもこうして手伝うし、いつかは必ず取得できるって!」

「くじけず気長にぼちぼちやろうぜ」

「何かあったら、俺たちはいつでも話聞くし、気軽に声かけてくれよな!」
ありがとう