よっす! 呼ばれたから来てやったぜ。

「エアリエルはこんな感じ!」

「……って言っても、見た目が変わったわけじゃないしよくわかんないか」

「いちおーインプのお兄ちゃん的立ち位置……かな?」

「僕の方が先輩なのに生意気だよね!」

「べ、べっつに種族の話だろー? 実際の話じゃねーし!」

「インプとは確かに兄弟みたいな関係とされてるけど……、実際に兄弟ではないし、属性もそこそこ異なるんだよね」

「ちなみに俺一応エアリエル持ち」

「俺も地味にインプ持ちだなぁ……」

「インプが進化したのがエアリエル……ってわけじゃないから、場合によってはインプより先にエアリエルの方を取得するってことも十分ありえるね」

「エアリエルだけに……って?」

「そんなくだらないこと言うつもりないよ!」

「ま、インプと時々似たようなことは言うけどね……。でも、全部が全部ってわけじゃないぞ」

「ネフィリムとネフィリム・雅、バフォメットと聖バフォメットよりも明らかに違う種族……だな、エアリエルとインプは」

「そうそう! オコチャマと一緒にされたら困るっての!」

「…………」

「あああとインプだけど、インプこんな怖い顔しないから! これはすなおにバフォメットが入ってるせい!」

「メガネONの時、すなおくんはバフォメットが主種族だからね、一応……」

「じゃ、インプな僕から愛とあなたにおみやげあげる」
(グロスをもらった)

「おいおい明らかにインプじゃないだろ。毒とか入ってないよな……?」

「それは使ってみてのお楽しみということで……」

「だ、大丈夫かな……」

「まぁ、毒じゃないよ」

「そ、そうそう! 毒じゃないから! 安心してね」

「…………」

「こんな顔されてて、安心できるのかって話ではあるよね……」
(気にはなったが、返すのもなんなので受け取っておくことにした)
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