…………さて。

「先ほどから聖バフォメットでいましたが、いかがでしたでしょうか?」

「やべえわからん」

「わかってなかったの……」

「まぁ、途中下忍やバフォが入り混じってた気がするよね……」

「愛ちゃんやあなたくんに、色んな種族を見せてあげたいと思ったんだけど……」

「ふむ、そうですね。何が見たいでしょうか」

「……思えば、頭ちゃんって俺より色んな種族でいること多いよね?」

「ハハハ、そんな……」

「しかし……、そうですね。オリエンスやバフォメット系、マルスとはもう少し違う敬語種族にしたかったと、ご主人様は仰っていましたからね……」

「わはは。……もうちょっと付き従わない、あっさりめの敬語種族がほしかったでござる」

「でも、うちであんま見ないのって鏡しか持ってないオーガやムルムルなんじゃない?」

「今日の主役は頭ちゃんだし、頭ちゃんに任せたいんだけど……」

「何がよろしいでしょう……?」

「ベルゼブブは来年に予約しちゃったし……、そもそも桃華ちゃんがベルゼブブだしねぇ?」

「聖バフォメットは今やったし……、アザゼルは俺もいることだし……」

「僕はインプとサマエル。……あと慎次の時にグリフォンはおなじみだよね」

「下忍もちょこちょこ見せてるよね?」

「……ヒュドラ?」

「えーと、頭ちゃんは何取得してたかなー」

「ご主人様が聞くのですか?」

「デュラハン、サマエル、ネフィリム、ネフィリム・雅、ヴァンパイア、ヒュドラ、ピクシー、オリエンス、アザゼル、メフィスト、ベルゼブブ、マルス、下忍、エアリエル、インプ、バフォメット、聖バフォメット……です」

「なるほど。じゃあ、ネフィリム2種とヴァンパイアとヒュドラとピクシーとメフィストとマルスとエアリエルでいいのでは?」

「メフィストはちょくちょく見せている気がしますね……」

「じゃ、メフィスト除いて」

「ネフィリム2種も口調以外ほとんど同じだし、バフォメット除くならそれも除いたら?」

「ふむ。じゃあ、ネフィリム・雅の方だけにしようか」

「お試しみたいな感覚で、見てみたい種族を選んでみてくださいな、あなた様」

「あっ……、どうしますか? あなた」
ネフィリム・雅ヴァンパイアヒュドラピクシーマルスエアリエル